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「流星のロックマン(2)」(板垣雅也, 小学館)

女の子を出すとか超苦手!みたいななんというのか、小二病?的なベタ熱血展開をひた走るコロコロ版ロックマンなわけですが。こと2巻に至ってミソラもドリル委員長も出す気がないという漢汁オーバードーズ具合に泣いた。オヒュカス・クイーンの扱いが完全にカマセじゃないですか。出てくるいとまもあらばこそ、数ページで退場ですよ。すげえ。これすげえ。さようならドリりんちょ(ドリル委員長の略称)。

すっかり「人情涙もろいキャラ」として、感情の赴くままにライバルへの対抗心や親切心、そういったものを臆面もなくさらけ出すようになったスバル君こと流星のロックマンが活躍する様、素敵です。
ジェミニ・スパークへの再戦を果たすべく特訓したロックマンの新必殺技なんだと思います?ロックオンなんですよ。スターフォースでもなんでもなく、ロックオン。確かにゲーム中では単なるテクニックとして開陳されている技なんですけれど、瞬間移動で相手に接近して一撃必殺っつーアレ、こうやってマンガに出してみるとすげえ強い。周囲に存在する微弱な電波の流れをつかんで一瞬で相手の近くまで飛ぶ、なんてバトルマンガ的ストロング理論ですよ。ここに目をつけた板垣雅也すげえ。
3種のソフトがあった「流星」ですから、ここでレオ・ペガサス・ドラゴンのどれに変身しても不公平なわけです。スターフォースを使おうとする限りそれからは脱却できない。そこで抜擢された必殺技として、ロックオンの演出は上等。腕に獣の頭なウォーロックついてるような野蛮なロックマンですから、やっぱりバスターだのなんだのよりも近接噛み付きが華ですわいな。

スターフォースを入手したジェミニのビジュアルはもはやキラークィーンと化してしまっており、「これなんて吉良吉影?」とつっこまざるを得ないスゴ味。そしてそれと対比して描かれるラスボスことアンドロメダの無邪気で貪欲な食いしん坊具合もまたイイ味。陰々滅々としたトラウマ告白ゲームだった原作ゲームの雰囲気はどこへやら、ちゃんとアレンジしてバトルマンガとして成立させてるところが私の溜飲を下げてくれるのです。

もうすぐ原作ゲームが「流星2」として発売されちゃうわけなんですが、あんなデンジャラスなアンドロメダをどうやってカタつける気なのか!?そしてドリりんちょは!?とハラハラさせつつ続く。

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コロコロの表紙に載ってたイラストを一見して激しく地雷臭がしたんですが、レビュー読んでるとエライ名作に思えてくるから困ります。つかこの人、流星描く前にプロレス漫画連載してたんスね、打ち切られたみたいですけど。原作イメージ壊すにしても色々あるんですね、上手い壊し方と下手な壊し方。

そういや作者さん、20周年イベントにもお呼ばれされてますね。あの面子に舵真大先生がいたら、とってもサプライズですよね!(黒歴史的な意味で

そもそも原作が無茶なんです。出てくる人出てくる人にウェットで八方塞がりな悩みやトラウマ植えつけておきつつ、解決手段は「とりついて事件起こしてるFM星人をロックマンがぶちのめす」だけなのですから。それくらいなら適当に端折ってガンガンバトる方が頭カラッポにして楽しめます。
実際のところ、ロックオン&ウォーロックアタックが2巻には数回出てきますが、描写かっこいいですよ。ここは板垣雅也の前作「マスカレード」も押さえておくべきなのかもしれません。
舵真ゼロも私は好きなんですけど、あんまりいい評判をぐーぐる先生で見つけた試しがないですねえ。部屋から原作コミック見つかったらまとめて記事上げちゃいたい。肯定の方向で。
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