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探偵神宮寺三郎DS ~いにしえの記憶~

過去ファミコン・ディスクシステムで発売された初期4作品+携帯アプリで配信された「アカイメノトラ」、今作オリジナルの「いにしえの記憶」、そして一説には本編よりも推理色の強いミニゲーム(ミニ?)「謎の事件簿」×6の、一挙12本収録!という触れ込みでした。の割にお値段は3000円台。こりゃお得だね!という触れ込みでもありました。
筆者、PS以降の据置機で「未完のルポ」から「Kind of Blue」までは遊んできたので丁度この辺りの初期作に触れていなかったわけですよ。ファミコン時代には神宮寺三郎シリーズを寡聞にして知らなかったのです。というかディスクシステム持ってなかったですよ。あんな高いもの。そんな筆者にとっては、嘘と言われても反論できないほどに今作は絵に描いたようなド真ん中ストライク。収録作品をひとつもやってない上に他の作品は知ってるなんてねえ。なのでワクワクしながら入手いたしました。

1話1話が短いのはまぁ大目に見ます。携帯アプリ用にアレンジ移植されたシナリオを改めて今作に移植してるので、オリジナルに比べてだいぶ端折られている部分がありそうな感じですね。度々お世話になる関東明治組との邂逅エピソードなんて全くないんですが元々そういうものなんですか?風林豪造や今泉と当たり前のように既知の間柄になっているのが寂しい。警察では手に入らないような情報を毎回もらってる男前ホームレスの前田さんなんざオマケで紹介されるに留まっていますぜ(彼の初登場が初期4作ではないかもしれないけど)。
「新宿公園殺人事件」からガンガン携帯電話を使ってる神宮寺三郎(以下、サブ)に逆に隔世の感を覚えましたが、1987年の新宿を舞台にしたレトロ風味のストーリーアレンジというわけにはいかなかったのでしょうか。アレかなあ、当時はよかったけど現代にそのまま持ってきちゃうとヤバい表現とかあったのか。ちびくろさんぼ的な意味で。

「アカイメノトラ」に地下非合法カジノが出てくるだけでCERO C扱いになっちゃったのが謎(ギャンブルマークだから、原因はこれだと思うのですが)。サブが賭け事やってるわけでもないのに。多感なコドモ達には、やっぱりワルいものは存在すら知られてはいけないのでしょうね。テレビゲームが親や先生よりもコドモに影響を与えかねないよ、っつー教育者側のギブアップ宣言にも見えてほんのり切ないご時勢ではあります。というか「いにしえの記憶」のプレイヤーキャラである小杉くんが、不法家宅侵入して窃盗やらかす方が問題ありゃしませんか。そうでもないですか。いやまあそもそも神宮寺三郎シリーズをやりたがる15歳未満というのもあまり想像できませんけど。

全6話のメインシナリオの所要時間は合計してざっと10時間くらい。謎に詰まるとかフラグ立てに迷うとかがほぼない、ストーリー中心の作りなのでサクサク進めます。「いにしえの記憶」なんて、移植された5話を選択するシーケンスとそのプラスアルファにしか見えないボリュームですし。
オマケのパスワードを全部探そうと思うと(パスワードのある場所についてはヒントがもらえます)倍以上の時間が必要かもしれませんが、そんなモチベーションが持続するかと言われるとあまり素直に頷けない。

元がバラバラに配信された携帯アプリだからなのかは分かりませんが、操作仕様が統一されていないですね。初対面の人物に対して自己紹介するために名刺を渡すって展開が各作品で頻出するのですが、そのためのアクションが各エピソードでばらばら。所持品→名刺:取り出す→話す:自分のこと、って流れもあれば、所持品→名刺:取り出す、だけでサブが勝手に渡してくれることもあって微妙。立ち絵やBGM、インタフェースまで全作品で共通に使いまわされているのに、そういった手順が整理されていないのが「手抜き」に見えてしまうのです。ファミコンとかの当時の作品のベタ移植であればまだ差異も受け入れやすいのですけど。もう少しがんばってほしかったです。

音楽は曲数は少ないもののいい雰囲気です。「時の過ぎゆくままに」のメインテーマが一番のお気に入り。老犬「ズタ」のテーマだと勝手に解釈していますが、ゆったりとしていて若干けだるい感じがよく合ってる。「時の~」はあんまりハードボイルドしてなくて筆者は大好きです。洋子さんと神宮寺のそれぞれが追う事件が一本に繋がる展開がまた洒落てる。何故死んだデータイースト!
次に好きな曲が「いにしえの記憶」の木之下のテーマなのですが登場シーン少ないからなああれ。

さっくり「神宮寺三郎シリーズとはどんなものか」を知りたい方にお勧め。12作収録の欲張りボリュームなADV!と勢い込んで遊ぶと即終わってしまうので注意。文庫本の小説でも読む感覚で付き合うのが吉かも。未プレイな新規ユーザをこいつでほじくりだして、新作へつなげていくって戦略なのかもしれません。まるまるソフト1本分の容量を使ったひとつの大事件、ってのも遊びたいですねえ。調べられるオブジェクトの数を増やしてほしいものです。洒落たテキストがこのシリーズの魅力でもあるわけで、いちいち空や町並みを調べたときのサブの所感語りが好きなんですよ。
無駄にDSのタッチやマイク、2画面の機能を使う必要はないので(ハードボイルド探偵ものを読み進める上で、画面に向かって息フーフーとかしたくないです)、続編が出るのであればそのままあまり色気はださないでいただきたいところ。…DSの機能が必要ないんなら、PSPで大容量・生音源・フルボイスとかにした方がもしかして向いてる?

携帯アプリオリジナルの方の作品も家庭用ゲーム機に移植してほしいなあ。全く知りませんでしたが、「アオイメノリュウ」とか色々そそる作品出てるじゃないですか!10作以上あるなんて。「アカイメノトラ」って完全に非携帯電話ゲームユーザなファンへの見せ球だ…食指が…。

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